アメリカが、ベネズエラ政府転覆に向けた工作を継続
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マドゥロ大統領
ベネズエラの最新情勢は、反体制派の指導者でアメリカ寄りのグアイド氏が、アメリカにベネズエラへの軍事介入を求める可能性があると発言する一方、アメリカもベネズエラ合法政権に対する騒乱を扇動すべく、ベネズエラ政府軍との直接交渉に乗り出しました。
アメリカ大統領府のある上層幹部は匿名で、ロイター通信の取材に対し、「アメリカはベネズエラ政府軍のメンバーに直接接触し、マドゥロ大統領への支持をやめて、グアイド陣営に付くよう求めた」と語りました。
こうした中、ベネズエラの反対体制派に近い筋は、アメリカ・ワシントンで「トランプ政権が、❝ベネズエラ軍事関係者がマドゥロ大統領に反旗を翻す❞ことに成功するかは疑わしい」と述べました。
マドゥロ大統領も、ベネズエラに対するアメリカの内政干渉の可能性に反応を示し、「アメリカの政府関係者は、ベネズエラの国家主権や独立を破壊し、わが国の情勢不安を煽ろうとしているが、これは失敗するだろう」としています。
マドゥロ大統領はこれに先立ち、ベネズエラの政治危機解消を目的とした議会選挙の早期実施に同意しています。
ベネズエラでの新たな危機は、先月23日にグアイド氏がアメリカとその同盟国の支持を背景に、ベネズエラ暫定大統領就任を宣言したことにより勃発しました。
グアイド氏のこの行動は、ベネズエラ国民によって選出されたマドゥロ政権に対するクーデターとみなされています。
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