3月 17, 2019 17:20 Asia/Tokyo
  • イラクのハラブチェへの爆撃での死者の記念像
    イラクのハラブチェへの爆撃での死者の記念像

OPCW化学兵器禁止機関のフェルナンド・アリアス事務局長が、イラクのクルド人の町ハラブチェへの爆撃記念日に合わせ、世界からの化学兵器の完全な廃絶に向けた努力を呼びかけました。

イルナー通信によりますと、アリアス事務局長は16日土曜、イラクの旧サッダーム・フセイン政権軍によるハラブチェへの化学爆弾投下の記念日に際して、声明を発表し、「この恐るべき出来事は、史上最多の死者を出した民間人に対する化学兵器による攻撃の事例だった」と語っています。

また、「1988年3月16日、ハラブチェの町において罪なき数千人の人々が化学兵器により命を奪われ、その遺族や社会に甚大な苦痛という負の遺産を残した」と述べました。

この声明によれば、OPCWはハラブチェの住民や関係者に深い同情の意を表明するとともに、大惨事をもたらすこの種の兵器の脅威の撲滅に向けた努力を継続することを約束しています。

今から31年前のハラブチェに対する化学兵器での攻撃は、ハラブチェ事件としても知られており、この事件で少なくとも5000人が順境、7000人が化学兵器により負傷したとされています。

この爆撃は、イラクの旧サッダーム政権による大量虐殺と発表され、イラン・イラク戦争末期に実施されました。

化学兵器製造技術や物資の提供面での、サッダーム政権への主な支援者はアメリカ、イギリス、ドイツなどの西側諸国の政府とされています。

 

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