中国が、対米貿易戦争への敢然とした対抗を強調

8月 03, 2019 19:03 Asia/Tokyo

中国の国連大使が、同国に対するアメリカの貿易戦争に敢然と対抗する必要性を強調しました。

ファールス通信によりますと、張軍国連大使は２日金曜、「アメリカが通商分野で中国と争う意向なら、中国もこれに応じ争う用意がある」と述べました。

また、「中国からの輸出品に対するトランプ米大統領の対応は、理にかなわない無責任な行動だ」とし、アメリカに対し正当なルートに立ち返るよう求めました。

これに先立ち、中国商務省はトランプ大統領が中国製品に対する追加関税を決定したことに反発し、「わが国も、国益保護のため対抗措置を取らざるを得ない」と表明していました。

トランプ大統領は今月１日、「９月初めに中国産製品３０００億ドル相当分に対し１０％の追加関税を課す」と突然発表しました。

アメリカは現在、中国製品２５００億ドル分に対し２５％の関税を課しており、新たな追加関税分を含めると中国製品のほぼ全てがアメリカによる関税対象となります。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。