アメリカ国民の多くが危険薬物を常用
8月 14, 2019 02:44 Asia/Tokyo
アメリカ国民の多くが、オピオイドと呼ばれる薬物を過剰摂取しているとされ、全米規模での警鐘が鳴らされています。
アメリカの新聞ワシントンポストは、「米市民の多くが、特にオピオイドなどの危険薬物の過剰摂取の影響で死亡している」と報じました。
この報道によれば、この種の薬物は強い麻薬性鎮痛薬とされ、医師が患者に治療目的で処方されるものですが、患者の多くは症状回復後もそれまで同様、服用を続け、最終的に常習者となるとしています。
ワシントンポスト紙は、このような状況に陥った人は病院に入院し、さらには死に至る人もいると伝えました。
同紙が、DEA米麻薬取締局の報告として報じたところによりますと、アメリカの薬局全体のおよそ15%が、350億錠以上のオピオイドを販売したとされています。
この報告によれば、過去7年間で700億錠以上の非常に強いオピオイド系鎮痛剤が、米全域の薬局8万3000店舗で国民向けに販売されたということです。
さらに、米疾病予防管理センターの報告からも、同国でコカインやメタンフェタインの服用による薬物の過剰摂取率が急速に上昇していることが判明しています。
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