パキスタン市民が、カシミール住民を支持するデモ
8月 19, 2019 20:21 Asia/Tokyo
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パキスタン市民がカシミール住民を支持するデモ
パキスタン・カラチの住民が、インドの実効支配下にあるカシミール地方の住民を支持するデモを行いました。
AP通信によりますと、パキスタン南東部シンド州カラチの市民らが18日日曜、抗議デモを開催し、カシミール地方に対する一連の制限撤廃を訴えました。
人々はまた、カシミール住民を支持するスローガンを唱え、インド軍が同地方の人々への犯罪行為を停止するよう求めました。
最近、インド議会がカシミール地方の自治権を剥奪したことに伴い、この地方の状況はさらに困難を極め、ヒンドゥー教徒にとってはこの地域への移住、土地の売買が容易に行えるようになります。
インド政府がカシミール地方の自治権を廃止した最も重要な目的は、この地域の人口構造を変化させることにあります。
同政府の決定により、カシミール地方の状況がヒンドゥー教徒にとって有利なものとなることから、地域在住のイスラム教徒は多数派としての位置づけを次第に失うと予想され、ひいてはカシミール住民の処遇を決定する住民投票に大きく影響すると見られています。
カシミール地方の住民は、国連安保理決議による「地域の将来を決定する住民投票の実施」を求めていますが、インド政府は常にこれに反対しています。
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