上海協力機構が、印・パの緊張緩和に向けた支援を表明
9月 07, 2019 18:52 Asia/Tokyo
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ノロフ事務局長
上海協力機構のウラジミール・ノロフ事務局長が、「我々はカシミール問題を含むインドとパキスタン間の対立解消を支援する用意がある」と語りました。
イルナー通信によりますと、ノロフ事務局長は「インドとパキスタンの問題がいかにこの両国にかかわる問題だとはいえ、上海協力機構の加盟国は現在のカシミール問題に無関心でいることはできない」と述べました。
また、「我々は組織の主要な加盟国であるインドとパキスタン間の緊張が平和的に解決されるよう努力を継続し、地域の安全確保のため問題解決を促す用意がある」としました。
上海協力機構はこれ以前にも、インド政府によるカシミール地方の自治権撤廃に懸念を示し、インドとパキスタン間の対立解消を求めていました。
カシミール問題をめぐるこの両国の緊張が高まったことを受け、パキスタンは国連を初め国際機関の介入を要請していました。
インドは先月5日、カシミール地方の自治権を撤廃、この問題はカシミール住民とパキスタンの大規模な抗議に直面しました。
現在、カシミール地方の一部はインドが、もう一部はパキスタンが実効支配しています。両国はそれぞれに地域全体の領有権を主張しており、1947年以来、因縁の対立要因の1つとなっています。
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