インド軍司令官が、パキスタンに警告
-
インド陸軍のビピン・ラワット司令官
インド軍司令官が、「パキスタンはテロを支援している」として非難しました。
イルナー通信によりますと、インド陸軍のビピン・ラワット司令官は、「今や、パキスタンの実効支配下にあるカシミール問題に集中すべき時が到来した。インド軍には地域解放に向けた用意が整っている」と述べました。
先月もインド軍司令官は、「わが軍は、インド政府からパキスタン支配下にあるカシミール地方の解放命令が下るのを待っている」と表明していました。

インドのジャイシャンカル外相も今月17日、ニューデリーで記者会見し、「パキスタンの実効支配下にあるカシミール地方はインド領の一部だ。インドはいつの日かカシミール地方でインド憲法が施行されることを希望する」と話しています。
インド軍司令官が先の発言を行う一方で、パキスタンはインドのモディ政権がカシミール地方の自治権を撤廃したことを理由にインドに対する怒りをあらわにしています。
パキスタン政府は、カシミール問題を国連を初め国際機関に提訴することを模索してきました。しかし、インド側はこの問題が国際化することに反対し、パキスタンとの間だけで解決すべき問題だと主張しています。
インド政府は先月5日、カシミール地方の自治権を撤廃しました。
現在、カシミール地方の一部はインドが、もう一部はパキスタンが実効支配しています。
インドとパキスタンの両国はいずれも、カシミール地方全域の領有権を主張しており、この問題は両国による長年の重大な対立の焦点となっています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ
https://twitter.com/parstodayj