亡命したモラレス氏が、ボリビアの次期選挙への立候補の意思を表明
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モラレス氏
メキシコに亡命中のモラレス・前ボリビア大統領が13日水曜、ボリビアへの帰国と同国での次期選挙への参加の可能性があることを明らかにしました。
イルナー通信によりますと、モラレス氏はメキシコ・メキシコシティーで辞任後初めて記者会見し、このことを発表するとともにボリビア国民に対し、暴力行為を止めるよう求めています。
モラレス氏は今月10日夜、ボリビアでの治安確立と平穏の回復を目的に辞任を表明しました。
モラレス氏はある演説で辞任の意向を明らかにするとともに、ボリビア国内での暴動や情勢不安を扇動しているとして、反体制派を強く非難しました。
モラレス氏は、先月のボリビア大統領選挙で、対抗馬のメサ候補を破り再選を果たしていました。
しかし、反体制派はこの選挙結果を不服として数日間にわたり、路上に繰り出して抗議行動や暴動を起こしています。
なお、西側寄りのメサ候補とその支持者は、モラレス氏が選挙で不正を行ったとして非難しました。
イランやメキシコ、キューバなどの多くの国は、モラレス氏の辞任をクーデターだとし、モラレス氏を支持しています。
この数日、ボリビアでの情勢不安の悪化に乗じ、アメリカとその同盟国はボリビアやその他の地域諸国への内政干渉を増大させています。
ボリビア軍のクーデターによりモラレス氏が辞任した後、アメリカのトランプ大統領は、南米諸国の首脳やその他の左翼政権に対し、転覆させると脅迫しました。
モラレス氏やその他の南米諸国の首脳による反植民地主義政策により、この地域の左派的な諸国は、陰に陽にアメリカの圧力にさらされています。
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