中国外相が、アメリカを強く非難
11月 24, 2019 04:57 Asia/Tokyo
中国の王毅外相が、厳しい口調の発言を行い、中国に対するアメリカの行動や一方的なやり方に疑問を呈し、「アメリカは、世界最大の不安定の元凶となっている」と語りました。
ロイター通信によりますと、王外相は23日土曜、日本で開催中のG20・主要20カ国地域外相会合の傍ら、オランダのブロック外相と会談し、異例の発言の中で「アメリカは一方的かつ保護主義的なやり方を踏襲し、世界最大の不安定の要因となっている」と述べています。
また、「アメリカの政府関係者は中国に対し、事実無根の発言や専横な要求の押し付けに出ており、世界各地に進出して、正当な証拠なく中国に対する陰口をたたいている」としました。
さらに、「いずれの大国も、中国の発展の歴史的なプロセスを停止させる事はできない」とし、「アメリカは、中国に対しZero-Sum Gameという方針を貫いても、まともな結果には至らないだろう」と語っています。
情報筋は、アメリカの行動に対する王外相の公然としたこの批判を前代未聞のものだとし、「この発言は、通商関連の米中協議にもかかわらず、両国の対立が依然として続いていることを物語っている」としました。
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