露外務次官、「イランは現状では核合意内の責務縮小以外に方法なし」
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リャブコフ次官
ロシアのリャブコフ外務次官が、「イランは、アメリカの圧力や過剰な要求にさらされている現状では、核合意内に定められた自らの責務の段階的な縮小以外に方法はない」と語りました。
ファールス通信よりますと、リャブコフ次官は27日水曜夜、「アメリカは核合意からの違法な離脱により、自らこの合意に違反したのみならず、他国に対しても安保理決議に違反するよう促している」と述べています。
また、「イランは、アメリカが一方的に核合意から離脱したあとも、自らの責務を忠実に遵守してきたが、ヨーロッパは、まったく無責任であり、自らの責務のどれ一つとして履行していない」としました。
英独仏の欧州3カ国は、アメリカが昨年5月8日に核合意から違法に離脱した後、イランの経済的な利益の確保によりこの合意を存続させると約束していました。
しかし、これらの国は口頭上、また政治的にはアメリカの行動に対抗しているものの、これまでこの合意の存続に向けて約束した内容をいずれも実行できていません。
イランは去る5月8日、アメリカの核合意離脱から1年が経過し、またアメリカの離脱による経済面での影響緩和に向けたヨーロッパ側の提案策が功を奏していないことを確認した上で、核合意内に定められた自らの責務の縮小の一部の履行を、同合意の第36項と26項に照らして停止すると発表しました。
イランは、責務縮小プロセスの続行を強調しているものの、これらの措置はこの合意の相手側がその責務実施に必要な措置を講じれば、急速に本来の状態に戻せる、としています。
核合意の第36項と26項には、この合意の相手側がその責務を履行しない場合には、イランがその責務の一部または全部の履行を停止できる旨が定められています。
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