米大統領が、駐アフガン米軍の一部撤収を決定
アメリカ政府が、今後数日以内にアフガニスタンからの米軍兵士4000人の撤退計画を発表する意向です。
アメリカ・NBCニュースが15日日曜、アメリカ政府関係者3名の話として報じたところによりますと、これらの4000人の部隊の撤収により、アフガニスタンに残留する兵士はおよそ8000人から9000人になるだろう、ということです。
アメリカ政府関係者は、今回の4000人の兵士のアフガン撤退の開始時期については明らかにしていませんが、これは米軍の段階的な撤退の一環として行われるとしています。
アメリカのエスパー国防長官は先週、「アフガニスタンの反体制組織タリバンとアメリカの間で和平合意が成立しなくても、アフガン駐留米軍の数を減らすだろう」と語りました。
エスパー報道官は今年10月、「アメリカは、対テロ作戦に影響を及ぼすことなく、米軍の数を8600人にまで削減できる」と述べています。
アメリカのトランプ大統領は、2016年の大統領選の選挙運動において、アフガン戦争の終結と同国駐留米軍の数の削減を約束しました。
2001年から現在までに、77万5000人の米軍兵士がアフガニスタンに派遣されていますが、アメリカ国防総省の統計によれば、これらの兵士のうちおよそ2300人が死亡、ほか2万589人が負傷しています。
2001年以降、アメリカおよびその同盟国がテロ対策や治安確立を口実に、アフガニスタンに軍事駐留していますが、この駐留は、アフガニスタンでの情勢不安やテロ、麻薬生産を助長したのみとなっています。
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