マレーシア首相 「イランへの制裁は、一種の国際的独裁だ」
12月 16, 2019 16:37 Asia/Tokyo
マレーシア首相が、イランに対するアメリカの一方的な制裁に反対し、これを「国際的独裁」と表現しました。
第19回ドーハ・フォーラムに出席したマレーシアのマハティール首相は、15日日曜、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラのインタビューにおいて、米国によるイラン制裁と世界市場の需要の関係を指摘し、「制裁を科すことは、単にひとつの国が苦しめられるだけでなく、その商取引関係者すべてが経済的に打撃を受け苦しめられる」と語りました。
同首相はまた、「マレーシアは、他国に特定のイデオロギー受け入れを強いるような制裁を正しいものと認めない」と続けました。
さらに、「米国は世界を間違った方向に駆り立てている」と指摘しました。
同首相は14日にも、米国によるイラン制裁が国連憲章と国際法に明らかに違反していると発言、「米国の一方的なイラン制裁が成功することはない」と述べていました。
米財務省は11日水曜、米国が続ける理不尽な政策と違法な措置の一環として、イランとその商取引相手に新たな制裁を科すことを発表しました。
米国は昨年5月にイラン核合意から違法に離脱して以降、あらゆる分野において「最大限の圧力」をかける政策を開始しました。しかし、自身の理不尽な要求を押し付ける中でその目的はいまだに果たされていません。
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