トランプ大統領の弾劾
米下院で、トランプ大統領弾劾案が可決か
12月 18, 2019 19:00 Asia/Tokyo
アメリカのトランプ大統領弾劾訴追案の下院での採決を前に、AP通信が米下院議員らを対象に行った調査の結果、弾劾法案が多数票により可決されるとの予測を示しました。
トランプ大統領は、「ウクライナゲート」で、権力の乱用および、議会の調査に協力を拒んだ「議会妨害」の2つの罪に問われています。
AP通信によれば、少なくとも215人の民主党議員がこの2件に関して、トランプ大統領を有罪とみなしています。
この弾劾訴追案は、18日水曜に米下院で採決された場合、次に最終的な承認および弾劾裁判の実施に向けて上院に送られることになります。
米下院とは逆に、上院ではトランプ大統領支持派の共和党が多数を占めています。
トランプ大統領がウクライナのゼレンスキー大統領に、来年の大統領選挙で勝利するため、最大の対抗馬と目されるバイデン候補とその息子に対する司法調査を迫り、その見返りとしてウクライナに4億ドル規模の軍事支援を約束した事実が発覚しました。そのため、トランプ大統領は弾劾・解任の危機に立たされています。
米上院は、下院から弾劾訴追法案を受け取った後、来年1月に最終承認の是非をめぐり採決にかける予定です。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj