ロシア外務省「国連事務総長は、米の違法行為に無関心」

12月 26, 2019 19:16 Asia/Tokyo

ロシア外務省のザハロワ報道官が、アメリカによる国連憲章への違反に無関心であるとして、国連のグテーレス事務総長を非難しました。

ＩＲＩＢ通信によりますと、ザハロワ報道官は２５日水曜、「アメリカは、故意にロシアの政府高官へのビザ発給を遅延させており、グテーレス事務総長もこの問題を無視している」と表明しました。

また、「このアメリカの行動は、国連憲章への歴然とした違反である」とし、「グテーレス事務総長は、アメリカの違法な行動に目を瞑っている」と語りました。

アメリカ政府は、国連総会などへの出席のため米・ニューヨークを訪問しようとするロシアやイランなど、一部の国の政府関係者へのビザ発給を意図的に発給しなかったり、遅延させています。

アメリカは、国連本部受入国に関する合意により、この組織に招待される各国の政府高官の訪問を円滑化し、彼らにビザを発給する責務があります。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。