トルコ外相が反発、「米の発案はパレスチナのイスラエル併合の謄本」
2月 03, 2020 21:06 Asia/Tokyo
トルコのチャブシオール外相が、パレスチナ問題に関する米国の一方的な解決案「世紀の取引」に反発し、「これは和平合意ではなく、シオニスト政権イスラエル領にパレスチナを併合する旨を登録した謄本だ」と語りました。
トルコ・アナトリア通信によりますと、チャブシオール外相は「米国の提案は、販売謄本でもある。この中にはイスラエルの最大限の要求が米国によって筆録されている」と述べました。
また、「一部の国や勢力は、表面的にはパレスチナを支持しているものの、実際の行動はそれとは逆だ」とし、「神とイスラム共同体は、このような行動を許さない」としました。
トルコのエルドアン大統領も最近、米トランプ大統領が提唱した親イスラエルに偏向した「世紀の取引」に反発し、このような計画は容認できないとしています。
さらに、「パレスチナという地域や人々は売り物ではない」とし、「世紀の取引は、いわば死産となったに等しい」と強い口調で非難しました。
トランプ大統領は先月28日、地域や世界を同調させ、パレスチナの賛成を取り付けるための数か月間の努力が水泡に帰したことには注目せず、一方的な行動に出て、イスラエルと共同でパレスチナ問題解決案を謳う「世紀の取引」を発表しました。この内容と発表の仕方をめぐり、世界の多くの国は強い拒否反応を示しています。
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