アメリカの選挙ソフトの健全性に疑問符
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電子投票システムVOATZ
アメリカのサイバー安全の専門家が、今年の米大統領選挙で使用が予定されている電子投票システムに、ユーザーの票の守秘・安全上の欠陥が存在することを明らかにしました。
CNNのインターネットサイトが15日土曜、報じたところによりますと、アメリカ・マサチューセッツ工科大学の安全保障問題の研究家ら3名が、スマホ投票アプリとされる電子投票システムVOATZの安全性が十分でないとして懸念を示し、「このアプリが弊害を受けやすいものであることから、ハッカーは有権者が投じた票を覗き見したり、さらには遮断、改変ができてしまう可能性がある」と語ったということです。
このスマホアプリはこれまでに、身体障害者や国外に駐留する軍関係者などが投票所に赴かなくとも投票ができるシステムとして試験的に利用され、今年のアメリカ大統領選では同国のユタ州、ウェストバージニア州、コロラド州で全面的に利用されることになっています。
VOATZ社は声明の中で、マサチューセッツ工科大学の研究調査を否定し、同大学の研究者らの思惑が問題のアプリを欠陥ものとして吹聴し、選挙システムに関する疑惑を浮上させること、そして投票者らの間に混乱や恐怖感を起こす事にある、と主張しています。
VOATZによる電子投票システムに批判的な3人の研究者の1人、マイク・スペクター氏は、「ハッカーにもし、どの投票者が誰に投票するか、そして問題の候補者がハッカーの思惑とする人物でないことが知れた場合、投票を停止させることができてしまうことになる」と述べました。
アメリカ大統領選挙を9ヵ月後に控えた中でこのようなニュースが報道されたことから、この選挙の結果に関する懸念が浮上しています。
2016年の前米大統領選挙でも、アメリカの多くの情報機関が選挙プロセスや投票への干渉が発生した事例を報告しています。
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