サンダース米上院議員、「トランプ大統領の新型肺炎対応は危険」

今年の米大統領選挙の民主党候補として勢いづくる可能性が高まっているサンダース上院議員が、「新型コロナウイルス流行の懸念が高まっているにも拘らず、トランプ政権の取る対応は甚だ不十分、迷走していており危険だ」と述べました。

米政治専門紙ザ・ヒルの電子版は、サンダース上院議員は28日金曜、マイク・ペンス副大統領を新型コロナウイルス対策チーム長に選んだことを理由にトランプ大統領を激しく批判し、「トランプ大統領は副大統領をチームトップに選んだ。これは能力がない人物を選択しただけでなく、国の健康や安全を重視するよりも自分の政治目的や計画を優先していることを証明して見せた」と語りました。

そして、「新型コロナウイルス対策チームには、大統領の政治的盟友ではなく、専門家や研究者が加えられるべきだ」と強調しました。

ペロシ米下院議長も、「議会では、新型ウイルス対策予算について2大政党が合意に達しつつある。トランプ大統領はこの新予算を他のことに流用できず、ましてや他の口座から横領などされてはならない」と述べました。

米国で新型コロナウイルス感染が拡大する中、トランプ大統領はこの感染症を深刻に受け止めていないとして激しい批判にさらされています。

米カリフォルニア州のニューサム知事は、同州で33人の新型コロナウイルス感染が確認され、8400人が検疫対象となったことを明らかにしています。

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