インド国会が中断 イスラム教徒の殺害に野党が抗議
3月 08, 2020 01:29 Asia/Tokyo
インド国会で、首都ニューデリーを初め国内各地でイスラム教徒への非道な襲撃が相次いでいることに、最大野党の国民会議派の代表が抗議を表明して議員同士の乱闘に発展し、国会が中断されました。
インドのインターネットニュースサイト・インディアトゥディによりますと、ニューデリーなどインド各地でインド軍や過激派ヒンズー教徒の攻撃により50人以上のイスラム教徒が殺害されたことを受け、同国最大野党の国民議会派及びその他野党の国会議員がインド政府を非難しています。
国民議会派議員による政府の政策に対する鋭い批判の後、与野党の議員の間で口論が起こり、国会議長は状況をコントロールするために数回にわたり討議を中断することを余儀なくされました。
ここ10日間、インドではイスラム教徒に対する過激派ヒンズー教徒の暴力で約50人が死亡、数百人が負傷しています。
この中で少なくとも10か所のモスクとインドにあるイスラム教徒の聖地が放火されるなど、非人道的な暴力行為が相次いでいます。 目撃者によりますと、警察と治安部隊は暴力を傍観しており、過激派ヒンズー教徒の殺人行為を取り締まってはいません。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ