ベネズエラがIMFに融資要請 新型肺炎対策で
3月 18, 2020 20:26 Asia/Tokyo
ベネズエラ政府がIMF国際通貨基金に対し、同国内で拡大する新型コロナウイルスの対策資金として50億ドルの借款を要請しました。
ロイター通信によりますと、ベネズエラ政府は現地時間の17日火曜、IMFに対し新型コロナウイルス対策で同国の保健衛生体制を強化するためとして融資を要請しました。
ベネズエラでは、新型コロナウイルス感染者の増加と同時に、政府が国内全域でウイルス制御のため、検疫・隔離政策の実施に踏み切りました。
同国マドゥロ大統領は16日、「新型コロナウイルス感染者が増加していることに鑑み、わが国は近々、キューバから医薬品を、中国から診断用キットを受領することになっている」と表明しました。
現在、ベネズエラ全域には公共保健衛生システム支援を目的に、政府の取り組みの一環として軍隊が配備されています。
ベネズエラ政府はまた、同国発着の空の便の多くを欠航とし、学校を休校にしています。
同国政府関係者は国民に対し、公共の場所に赴く際にはマスクを着用するよう呼びかけています。
ベネズエラでは昨年1月以降、米国による制裁が強化されています。
米政府はベネズエラの現政権転覆を目的に、ベネズエラの対外貿易に制裁を科しています。
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