ノルウェー、「産油量削減の用意あり」

4月 05, 2020 17:26 Asia/Tokyo

ノルウェーが、世界最大の産油国が産油枠制限をめぐり合意すれば、同国も減産の用意があるとしました。

ロイター通信によりますと、 ノルウェーのティーナ・ブルー石油・エネルギー相は、予想される産油量の削減幅(量)の詳細については触れず、「ノルウェーは、ほかの産油国と協議中である」と述べています。

ＯＰＥＣ石油輸出国機構は現在、世界市場の供給のおよそ１０％に相当する産油量の削減に関して、加盟国及び非加盟の産油国と協議中です。

新型コロナウイルス蔓延後に設けられた一連の制限措置および、サウジアラビアとロシアがこれ以上の産油枠削減をめぐり合意できなかったことを受けて、原油の需要が低下していることから、原油価格は年初からの3か月間での３分の１にまで落ち込んでいます。

ノルウェーは、世界の原油需要のおよそ２％を供給しており、ＯＰＥＣには加盟していません。

ノルウェーは、原油価格が大きく下落した１９９０年、１９９８年、２００２年にそのほかの産油国とともに(or足並みを揃え)、産油量を削減しています。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

石油市場