May 02, 2020 21:05 Asia/Tokyo
  • チョムスキー博士
    チョムスキー博士

著名なアメリカの哲学者で理論家のチョムスキー博士は、新型コロナウイルスが大流行する中で、アメリカがイランに対する制裁を続けていることは紛れもないサディズムだとしました。

チョムスキー博士は2日土曜、イルナー通信のインタビューで、新型コロナウイルス危機の絶頂期に、イランの人々に対する米国の最大限の圧力政策と制裁の強化という戦術を強く批判し、「制裁は基本的に倫理に反するものだ。新型コロナウイルスが流行している最中に制裁を継続することはトランプ政権の『紛れもないサディズム』あるいは『他者への虐待』という病だと指摘しました。

また、同氏は、「コロナ禍は悲劇だが、トランプ氏のような人物が米国の問題と政治の進路を決定しているのはさらに悲劇的だ」と語りました。

チョムスキー博士は米政府、特に外交政策の最大の批判者の1人として、クロアチアの哲学者で政治活動家のSrecko Horvat氏とインタビューした際に、「トランプ大統領の政策の最も衝撃的で暴力的な側面の一つは、完全に意識的な形の、痛みを最大限にするようなイランに科している制裁だ」と述べています。

米国の一極主義的な制裁は、病人をさらに悪化させる人道および人権上の影響から常に批判されています。一部の批評家は、この制裁が制裁対象国の新型コロナウイルスの蔓延と闘う能力に及ぼす危険な影響を指摘して、戦争犯罪だと指摘しています。

一方、ポンペオ米国務長官は、新型コロナウイルス危機であったとしても、イランに対する制裁を緩和する理由にならないと発言しました。これに関する米国の最新の動きは、IMF国際通貨基金に対し、イランが要請した新型コロナウイルス対策用の緊急融資を承認しないよう圧力をかけたことです。

 

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