欧州3か国がアメリカのWHO脱退を批判
6月 16, 2020 18:51 Asia/Tokyo
欧州3か国が、WHO世界保健機関からアメリカが脱退したことを批判し、同国にこの国際機関に対する義務の履行を再開するよう求めました。
フィンランド、スウェーデン、デンマークの3カ国の外相は、テレビ会議形式で行われた会談において、ポンペオ米国務長官に対し、米政府のWHOとの協力再開を求めました。
これら3カ国の外相は、「この数年のアメリカの措置はそのほとんどが、諸関係における緊張の増大を引き起こし、EUへ不意打ちを与えるもととなった」としました。
また、世界が新型コロナウイルス感染拡大の渦中にある中でアメリカが取った行動をその例のひとつとして挙げ、「アメリカは、この前例ない世界的危機の解決に協力する代わりに、WHOを攻撃の標的として拠出金を打ち切った」と続けました。
アメリカは、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった当初から、WHOに対し外交的攻撃を行っています。
アメリカはまた同機関を、このウイルスの感染拡大に関する情報を中国と共謀して隠蔽しようとしたとして非難しています。
アメリカ政府はWHO拠出金打ち切り後、5月下旬に同機関との協力関係に幕を引きました。
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