WHOが米紙報道を受け、新型コロナ空気感染の可能性を精査
7月 07, 2020 22:26 Asia/Tokyo
WHO世界保健機関は、新型コロナウイルスの空気感染(飛沫核感染)の可能性を巡る米紙ニューヨーク・タイムズの報道を精査していることを明らかにしました。
ロイター通信が6日月曜、ジュネーブから伝えたところによりますと、WHOは新型コロナ感染が主に感染者の咳やくしゃみや会話で鼻や口から出る飛沫によるとしていますが、ニューヨーク・タイムズは4日、科学者数百人が空気感染の可能性を示す科学的根拠があると指摘し、WHOに対し推奨する対策を見直すよう求めました。
WHO報道官は電子メールでロイターに対し「ニューヨーク・タイムズの報道を把握しており、専門家と精査している」とコメントしました。
WHOは現在、ウイルス感染防止に向けて他人と最低1メートルの距離を維持すべきと提言していますが、推奨する対策が見直されることになれば、この提言は意味を失い、各国政府も対応の調整を余儀なくされる公算が大きくなっています。
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