ベルギーの複数の大学で、ヘジャーブ禁止への抗議集会
7月 11, 2020 16:48 Asia/Tokyo
ベルギー・ブリュッセル市内で、民権活動家や市民が結成する団体が街頭に集結し、大学内でイスラム教義に則り頭髪等を覆うヘジャーブ着用の権利を訴えました。
トルコ・アナトリア通信によりますと、市民や市民権活動家らが結成する団体が、ブリュッセル市内の街頭に集結し、同国の大学でヘジャーブ着用の権利を訴えたということです。
この集会は、イスラム教徒の女性を代表とするベルギーの地元NGO3団体により開催されました。
参加者らは、憲法裁判所が最近、「ベルギー国内の高等教育機関で宗教的なシンボルの使用を禁止する」と言い渡した判決に抗議しました。
この抗議行動には、ヘジャーブを着用していない若者も大勢参加していました。彼らは人種差別に抗議して、ヘジャーブを着用した学生との連帯をアピールしていました。
これらの参加者はまた、ベルギー当局の法規を遵守し、マスクを着用しソーシャルディスタンスを守っていました。
先月、ベルギーの憲法裁判所は判決文において、「ヘジャーブをはじめとする宗教的なシンボルの利用の禁止は、教育の権利や信教の自由の侵害には当たらない」としました。
ヨーロッパの多くの国では近年、イスラム教徒に対する厳しい法律が施行されています。
ヨーロッパ諸国の政府がイスラム教徒に課している制限措置には、ヘジャーブ着用禁止、集団礼拝開催への厳しい取締り等があげられます。
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