WHO専門家 「今年はインフルエンザ予防接種が特に重要」
(last modified Wed, 19 Aug 2020 10:30:01 GMT )
8月 19, 2020 19:30 Asia/Tokyo

 世界保健機関(WHO)の専門家は18日火曜、スイス・ジュネーブで行った記者会見で、今年はインフルエンザの予防接種を受けることが特に重要だと強調しました。

CNNによりますと、インフルエンザのシーズンを迎えたオーストラリアなどの南半球では、インフルエンザはそれほど流行していない様子ですが、北半球がどうなるかは慎重に見極める必要があります。

WHOの新型コロナ対応を率いるマリア・バンケルコフ氏によると、世界各国で過去2週間の間に実施されたインフルエンザ検査の結果、約30万の試料のうち、インフルエンザウイルスの陽性反応が出たのは37件のみでした。

南半球では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための公衆衛生対策が多数講じられており、これがインフルエンザの流行を防ぐ役割を果たした可能性があるとバンケルコフ氏は推定しているものの、一方で、「北半球がどうなるかについては慎重に見極める必要がある」としました。

同氏は、「まず何よりも、世界中で新型コロナウイルスとインフルエンザの両方の検査ができる態勢を確立しなければならない」と指摘しています。

WHOの統計によると、世界のインフルエンザの症例数は推計で年間10億例となっており、うち300~500万人を重症者で65万人がインフルエンザ関連の呼吸器疾患によって死亡しています。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio