実姉がトランプ氏を「うそつき」、音声テープの内容が明らかに
トランプ米大統領の姉マリアン・トランプ・バリー氏が、同氏を「うそつき」「残酷」などと批判した録音テープの内容が明らかになりました。
米CNNによりますと、トランプ氏のめいメアリー・トランプ氏が2018~19年に録音した会話の音声と、そのテープから起こした記録を米紙ワシントン・ポストに提供し、CNNもこの記録を入手しました。
バリー氏は15時間分に及ぶメアリー氏との会話で、トランプ氏を「自分のことしか考えていない」と批判し、同氏の「ツイート」や「うそ」を非難しています。
バリー氏はかつて連邦高裁の判事を務めた人物で、これまで公の場でトランプ氏を批判したことはありませんでしたが、テープの中では「全てがいんちき」「ドナルドは残酷」などと手厳しく指摘していました。
さらに、トランプ氏が名門ペンシルベニア大学に編入した際の試験に替え玉を雇ったと語り、メアリー氏が「信じられない」と驚くやり取りも記録されています。メアリー氏は最近出版したトランプ氏に関する暴露本の中で、替え玉受験のエピソードを明かして波紋を呼びました。
メアリー氏の報道担当者が22日夜、CNNに語ったところによりますと、同氏は一族の財産をめぐる争いに絡み、自分の立場を守る目的で、おばに当たるバリー氏との会話を録音し始めました。同氏は替え玉受験などの話を聞くことになるとは予想していなかったとしています。
これに対してトランプ氏は、ホワイトハウスが22日夜に発表した声明で「毎日何かしら違う話が飛び出すが、知ったことではない」「私は引き続き国民のためにがんばっていく」と述べました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj