沖縄に駐留した元軍人、枯れ葉剤に触れ発病
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米退役軍人省
米退役軍人省が、沖縄で枯れ葉剤に触れたことにより発病した元軍人少なくとも15人に補償金を支給していることが分かりました。
沖縄タイムスによりますと、同紙が入手した公式記録では、補償金が1960~70年代に空軍嘉手納基地、那覇港湾施設やキャンプ・シュワブなどの施設に駐留していた元軍人に支払われています。
これら元軍人の証言によりますと、枯れ葉剤は基地内で保管され、フェンスや滑走路周辺で散布されていました。また枯れ葉剤で汚染された装備品がベトナムから回収されてもいたということです。
これら15人の元軍人に補償を行うとの退役軍人省の決定は、国防総省による沖縄への枯れ葉剤持ち込みの否定に反する内容です。米国政府はこれまで、日本政府への公式な声明文中も含めて、沖縄で枯れ葉剤の保管や使用がなされた記録はなく、枯れ葉剤を積んだ船が寄港したこともないと繰り返し主張してきました。
近年、退役軍人省は沖縄で枯れ葉剤に触れた元軍人への補償決定を加速させています。2013年より前、同省は2人の申請しか認めていませんでしたが、同年以降これまでに13人の補償申請が認められました。
この急増ぶりには二つの要因があります。一つは13年、沖縄市の返還された嘉手納基地用地の地下で枯れ葉剤成分を含むドラム缶108本が見つかったこと、もう一つは18年、米政府監査院(GAO)が枯れ葉剤の保管場所について調べた報告書の中で、枯れ葉剤を輸送中の船が少なくとも2隻、1969年と70年に沖縄や日本に寄港していたと明らかにしたことです。
退役軍人省の記録によると、沖縄で枯れ葉剤にさらされた結果、発病したと考える元軍人はほかに少なくとも250人いますが、米政府は記録が存在しないことを理由にこれらの主張を否定するか、請求の是非を検討中として保留しています。
ベトナムで62~75年の間に軍務についた元軍人は枯れ葉剤に触れたと見なされ、特定の疾患を発病した場合は自動的に米政府の補助対象となります。
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