WADAの統計、東京五輪を来年に控えドーピング問題について警告
11月 22, 2020 02:38 Asia/Tokyo
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東京五輪
WADA・世界ドーピング防止機構の発表した統計から、来年の東京オリンピック開催に当たっての一連の懸念が浮上しています。
ウィトルド・バンカ(Witold Banka)WADA会長は、「新型コロナウイルスの蔓延が、来年の東京五輪における検査プロセスに混乱を生じさせているが、自分としては来年のオリンピックでのアプローチにおけるあらゆる問題の解消を追求している」と語りました。
これまでに公表されているドーピング関連の複数の統計に、サイクルスポーツの倫理促進活動を行う団体「MPCC」(世界アンチドーピング倫理運動)はいくつもの懸念を募らせています。
2020年においては、合計12件のドーピング違反が報告されています。
複数の著名な自転車競技選手らは、ドーピング管理の緩みによる世界ツアーでの自らの懸念を表明しています。
ヨーロッパでは、新型コロナウイルス蔓延やロックダウンの実施などから、今年の春に採取されたドーピング・サンプル数が減少の一途をたどっています。
去る夏、MPCCは新型コロナウイルスによるロックダウン期間中の大会外のサンプルが90%減少したことを明らかにしました。
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