米海軍、「火災被害の強襲揚陸艦を退役・解体の見込み」
12月 01, 2020 20:45 Asia/Tokyo
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米海軍
米海軍が、線だって火災が発生した強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」を退役させ、解体する方針を明らかにしました。
CNNによりますと、米海軍は1日火曜、このことを明らかにするとともに、同艦の損傷を検証した結果、「修復には膨大な費用がかかることが判明した」としています。
米海軍の当局者によりますと、修復に必要なコストは同国の近代史上最高額となる25億~32億ドル(約2600億~約3340億円)にも及び、修復完了までは5~7年かかるとされ、船体の6割程度を新たな部材で置き換える必要があるということです。
これに関して、米海軍のケネス・ブレイスウェイト長官が声明で、「あらゆる対応を考察、検討した結果、同艦の修復は財政的な責任を果たしうるものではないとの結論に達した」としているほか、米海軍がボノㇺ・リシャールの残存部分を病院船など別種の艦船に転用する際のコストも試算した結果、この場合も10億ドルを超える費用がかかり、新たに艦船を製造する方が安上がりであることが判明しています。
これに対し退役と解体にかかるコストは3000万ドルにとどまり、作業は9~12カ月で完了するとみられています。
ボノム・リシャールは今年7月、保守整備と改修のため米カリフォルニア州サンディエゴの海軍基地に停泊中、火災事故に巻き込まれました。
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