今年の米国でのジャーナリスト逮捕件数が、昨年の12倍に
12月 16, 2020 18:49 Asia/Tokyo
最新の調査の結果、今年になってからのアメリカの治安部隊によるジャーナリストが逮捕されたり暴行を受けた件数が、昨年と比べて著しく増加していることが判りました。
アメリカの政治専門紙ザ・ヒルのウェブサイトは、今年に入ってからの国内のジャーナリスト逮捕件数が、昨年と比べて12倍になったという調査を発表しました。
この調査では、米ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性さん(当時46)が白人警官により殺害された今年5月下旬以降に逮捕されたジャーナリストの人数は、2017年から2019年の間の逮捕人数を優に超えたとしています。
また、米警察の治安部隊が催涙ガス、プラスチック弾、その他の道具を使った結果、負傷したジャーナリストの人数も、例年に比べて増加しているということです。
米NPO「報道の自由財団(FPF)」のTrevor Timm局長は、「この報告は、報道・出版の自由の危機が米史上で最大のレベルに達していることを示している」と述べました。
米警察の人種主義に対する抗議運動に続くジャーナリストへの攻撃は、ジャーナリスト保護委員会が声明を発表し、全米の市当局者に対して、治安部隊にジャーナリストを標的としないよう命令を出し、彼らが完全な身の安全とともに攻撃され負傷する懸念なく抗議運動の報道を行えることを保証するよう要請するまでに発展しました。
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