ツイッター、トランプ氏の個人アカウントを永久停止へ
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トランプ氏のツイッター
米に本社を置くSNS大手ツイッターが、トランプ現米大統領の個人用アカウントを永久凍結しました。
ロイター通信が8日金曜、米ワシントンから報じたところによりますと、ツイッターは同日、暴力を扇動するリスクがあるとしてトランプ大統領のアカウントを永久停止した旨を発表し、「最近の投稿内容を精査した結果、大統領が６日に投稿した２つのツイートは暴力を美化し、規則に違反した。そのためさらに暴力をあおるリスクがあると判断した」との見解を表明しています。
トランプ大統領のフォロワーは８８００万人超存在しており、ツイッターは今月6日の議事堂乱入事件を受け、予てからトランプ氏のアカウントを一時的に停止し、さらに規定違反があればアカウントを永久停止にすると警告していました。
また、そのほかのSNS各社も、今回の事件を受けてトランプ氏のアカウントを規制する措置に出ており、フェイスブックは、少なくとも今月20日のバイデン次期大統領への政権移行が終了するまでは凍結する意向を示しています。
これまでに、この問題に関してホワイトハウスは全くコメントしていません。
ツイッターは、今月２０日のバイデン次期大統領の就任式への不参加を表明したトランプ氏のツイートについて、「自身が敗れた昨年の大統領選挙は合法的でないと改めて主張するものと多くの支持者に受け止められている」と指摘したほか、自身の支持者を「偉大な愛国者」と称え「どのような形であれ見下されたり不当に扱われることはない！」とした書き込みは、秩序立った政権移行をスムーズに進める考えがないと解釈され得る、との見解を示していました。
こうしたことから、ツイッターはさらに、「われわれは沈黙させられることはない！ツイッターに言論の自由はない！」など、トランプ氏が自身のアカウント停止後に公式アカウントに投稿した投稿を削除しています。
大統領の公式アカウントは現在は利用可能ですが、退任後は使用不能となります。ツイッターの広報担当者は、別アカウントを作成の可否について、今回の永久停止から逃れることが目的と判断されれば同様に停止される可能性があるとしました。
トランプ氏はこれまで、1日に100回以上の投稿を行ったり、支持者への訴えかけや誤った情報の拡散、時にはスタッフの解雇にまで、ツイッターの個人アカウントを利用してきた経歴があり、近い将来自身のソーシャルメディアの設立を検討中だとしています。
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