米シカゴで連続発砲 3人死亡、容疑者は死亡
米イリノイ州シカゴで複数の発砲事件があり、3人が死亡したほか、複数の負傷者が出ました。
米CNNによりますと、事件の容疑者である男は、警官と対峙した末に死亡しました。
シカゴ警察のブラウン本部長は記者会見で、発砲は現地時間9日の午後1時50分ごろに始まり、容疑者の男が駐車場に入って車の中にいた30歳の男性を射殺したとしました。
容疑者は最初の発砲の後、数区画離れた場所にある共同住宅の玄関ホールに入り、電話を使いたいと頼んだ後、警備員を撃ちました。胸を撃たれた警備員の女性は、病院で死亡が確認されました。
同じ建物で手紙を取りに来た77歳の女性は、頭部を撃たれ重体となっています。
容疑者はその後、近くの建物で知り合いの男性に銃を突きつけ車の鍵を奪うと、車で逃走しました。
さらに容疑者は午後3時45分ごろ、コンビニエンスストアで強盗を宣言した後、店内で発砲し、20歳の男性が頭部を撃たれて死亡しました。81歳の女性は、背中や首を撃たれて重体となりました。
その後午後5時ごろ、容疑者は母親の運転する車に乗っていた15歳の少女を撃ち、少女は重体となっています。
警察によれば、容疑者はコンビニエンスストアに戻り、事件の捜査を行っていた警官に向かって発砲しました。
容疑者は走って近くのレストランに移動し、女性を人質にしました。容疑者は女性に向かって発砲し、徒歩で逃走しましたが、警官が駐車場で容疑者と対峙し、容疑者は現場で死亡しました。人質になった女性は入院しているということです。
事件に関する捜査が現在行われていますが、現時点で発砲の動機は明らかになっていません。
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