国際人権団体アムネスティが、仏パリでの圧政的な逮捕に抗議
2月 09, 2021 20:37 Asia/Tokyo
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仏パリでの圧政的な逮捕
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが、昨年12月12日にフランス・パリで発生した一連の逮捕騒動を圧政的なものだとしました。
ロイター通信によりますと、アムネスティは「昨年12月12日に、大騒動となった安全保障法案への抗議行動の中で、パリでの一連の逮捕劇は圧政的なものであった」と表明しています。
また、フランスでの「残酷で暴力的な」身柄の拘束と、人権侵害が再発する可能性について懸念を表明しました。
特にメディア上の活動家をはじめとするフランス市民は、政府が打ち出した新安全法導入計画に反対しています。フランス政府はこの法案の導入の理由として、警察と憲兵隊の保護を挙げています。
しかし批評家は、この計画により情報の自由の権利が制限され、警察による抗議者へのさらに過激な暴力行使を許してしまうことになる、との見解を示しています。
この計画が反対派による抗議を受けたことから、政府はこの草案に修正を加えました。しかし、批評家はそうした修正は十分ではなく、抗議し続けるとしています。
この計画の条項の1つによれば、任務中の警官による暴力行為の様子を写したり、それを公開することが禁止されています。
フランスはまた、いわゆる「黄色いベスト」と呼ばれる資本主義体制反対運動の参加者に暴力的な対応をしたとして、アムネスティ・インターナショナルを含む複数の人権機関から批判されています。
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