ユーロ圏経済が7%縮小
(last modified 2021-02-09T12:09:34+00:00 )
2月 09, 2021 21:09 Asia/Tokyo
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    ユーロ圏経済が7%縮小

欧州中央銀行が最新の報告で、ユーロ圏の国内総生産(GDP)が7%減少したことが明らかになりました。

IRIB通信がフランス・パリから報じたところによりますと、欧州中央銀行は最新の報告において、ユーロ圏のGDP指標が、平均6.8~7%落ち込んだことを発表しました。

欧州の大企業代表100人は先日、欧州中央銀行に対して、新型コロナウイルス危機から生じた負債の返済免除を求めました。

欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁は、この要望を退けて、「加盟諸国の負債を免除する法的余地はない。なぜなら欧州連合について定めたマーストリヒト条約に明らかに違反しているからだ」と述べました。

フランスの欧州中央銀行への負債は、同国が抱える負債全体の25%に相当します。フランス政府は、少なくともあと数年は債務を返済することができません。

欧州中央銀行の非公式筋の話では、ユーロ圏経済はこれまでに新型コロナウイルス危機となった地域から数兆ユーロの損失を出しており、同圏で2番目に大きい経済規模をもつフランスだけでもその額は、8000億ユーロと見積もられています。

フランスは、欧州諸国の中でも一般負債の比率が最大となっている国のひとつです。専門家らによれば、同国政府はこの問題を解決するためには税金を上げるほかに道がなく、その場合には新たな社会的デモに直面することが予想されます。

世界の国々で新型コロナウイルスワクチンの供給や接種開始により生まれた希望にもかかわらず、このウイルスの様々な変異種、とくにイギリス型変異種の欧州諸国における感染拡大は、様々な懸念を巻き起こしています。

 

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