米大統領報道官、「森会長の発言は容認できず」
(last modified Sat, 13 Feb 2021 11:38:51 GMT )
2月 13, 2021 20:38 Asia/Tokyo
  • 米ホワイトハウスのサキ報道官
    米ホワイトハウスのサキ報道官

米ホワイトハウスのサキ報道官は12日、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言について「全く容認できない」と表明しました。

時事通信が伝えたところによりますと、サキ氏は森氏の辞任について「(米政府の)チーム内で協議する」とコメントしました。

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は12日、辞任を表明しました。同日開かれた組織委員会の緊急会合の中で森会長は「きょうをもちまして会長を辞任いたそうと思います」と述べ、辞任する考えを明らかにしたということです。

サキ氏は今月3日、東京オリンピック・パラリンピックについて記者団の質問に答えた際に、東京五輪を北京五輪と言い間違えたと伝えられていました。

森氏は3日、JOCの臨時評議員会で、JOCが掲げる女性理事を増やす目標について「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言し、自身がかつて会長を務めた日本ラグビー協会で女性理事が増えていることを例にあげ「今までの倍、時間がかかる。女性というのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげて言うと自分も言わなきゃいけないと思うのだろう。それでみんな発言する」などと述べていました。その後、森氏は謝罪したうえで「不適切な発言だった」とし発言を撤回しましたが、「辞任する考えはない」とも語っていました。

 

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