米研究者、「ファイザー社ワクチンは南ア変異株に対しては免疫反応低減」
2月 18, 2021 20:37 Asia/Tokyo
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ファイザー社コロナワクチン
アメリカの研究者らが、南アフリカ共和国で初めて確認された新型コロナの変異株が、米ファイザー社とビオンテック社の共同ワクチンの免疫反応を3分の2も低減することを確認しました。
米国の医学雑誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」には17日水曜、これに関する専門家の報告書が発表されています。
それによりますと、研究では南アで初めて確認された変異株のゲノムが再現され、そのウイルスの細胞を、予めファイザー社とバイオエヌテック社のワクチンを接種した15人の被験者の血液サンプルに反応させた結果、南アの変異種に反応させたときの抗体の数は一般的なコロナウイルスの場合に較べて3分の2減少したことが判明しました。
ファイザー社は、「現時点でワクチンの有効性がないことを示す根拠は見つかっていない」としていますが、今後ワクチンの効かない変異株が確認されれば、然るべき機関に、改良型のワクチンの承認を要請する意向を表明しています。
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