米上院共和党院内総務、「議事堂周辺に張り巡らされた鉄条網は、アフガン首都を想起させる」
(last modified Thu, 11 Mar 2021 08:38:36 GMT )
3月 11, 2021 17:38 Asia/Tokyo
  • 議事堂周辺に張り巡らされた鉄条網
    議事堂周辺に張り巡らされた鉄条網

米上院の共和党リーダー、ミッチ・マコーネル院内総務が、「アメリカ連邦議会議事堂に迫る深刻な脅威はない」とし、「議事堂の敷地周辺に鉄条網が張り巡らされている光景は、自分のかつてのアフガン首都カーブル訪問を想起させる」と語りました。

マコーネル院内総務

 

ロイター通信によりますと、マコーネル院内総務は10日水曜、上院での会議の後記者会見し、「議会への深刻な脅威は存在しない。我々は過剰反応している。私の選挙区のメンバーが議会に来ることができなくなっていることは、自分にとって極めて不服である」と述べています。

今年1月6日にトランプ前大統領の支持派が怒りに任せて議事堂を襲撃し、警察官1名を含む少なくとも6人が死亡した事件の後、アメリカ議事堂周辺は保安・警備が強化され、鉄条網や可動式バリケードなどがめぐらされ、5,200人の州兵が常時パトロールを行っています。

本来、これらの州兵の任務は12日金曜に終了する予定でしたが、米国防総省は議会配備の州兵の数を2,300人に削減する形でその任務期間を延長しました。

これ以前にも、過激派集団からの脅迫の可能性を理由に、11日に実施予定だった、ある黒人男性の殺害に関する議会公聴会が取りやめとなっています。

 

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