ノーベル賞受賞者らが、気候サミット参加の首脳陣に「脱化石燃料」求める書簡
(last modified Thu, 22 Apr 2021 10:13:43 GMT )
4月 22, 2021 19:13 Asia/Tokyo
  • 温室効果ガス
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過去のノーベル賞受賞者101人が、「気候変動サミット」の参加者らにあてて、化石燃料からの脱却を求める書簡を送りました。

米CNNによりますと、書簡は「脱化石燃料」を掲げる「FFNPT化石燃料不拡散条約」運動がまとめ、過去にノーベル賞を受賞した世界の著名な科学者や平和活動家、作家らが署名しました。

気候変動サミットはバイデン米大統領の呼びかけで、22~23日にオンライン形式で開催されます。

書簡の文面で受賞者らは、「産業革命以降に排出された二酸化炭素(CO2)の80%近くを化石燃料の燃焼が占める」「この業界の拡大を容認することは良心に反する」と主張し、サミットに参加する首脳らにこそ、「この危機に対して大胆な行動を取る権限と道義的責任がある」と訴えています。

そのうえで、世界の指導者らが取るべき行動として、(1)石油、ガス、石炭生産の拡大を止める、(2)既存の化石燃料生産を公正な方法で次第に打ち切る、(3)再生可能エネルギーの転換に投資する、の3段階を挙げました。

さらに、化石燃料は採掘や精製、運搬、燃焼の各過程でも局地的な汚染や環境、健康上のコストをともない、先住民や社会的弱者がこれを負担することが多いとも指摘しました。

 

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