国連安保理が、ガザ地区への緊急支援提供を要請
国連安保理が、パレスチナ抵抗組織とシオニスト政権イスラエルの紛争後初となる声明において、停戦の完全実施の必要性を強調するとともに、パレスチナ・ガザ地区に対する緊急人道支援の提供を求めました。
フランス通信によりますと、安保理は22日土曜夜、2週間にわたるアメリカの妨害工作の末にようやく、ガザ住民をはじめとするパレスチナ国民への緊急人道支援の提供を求めています。
アメリカは、ガザ地区に対するイスラエルの犯罪的な攻撃や暴力の非難に関するパラグラフが削除された時にやっと、この声明支持に応じました。
イスラエル外務省もこの声明への反応として、同政権のガザ攻撃に対するアメリカの後方支援に謝意を示すとともに、安保理がパレスチナ抵抗組織のロケット弾作戦を非難しなかったことには激しい不満を表明しました。
22日夜にはさらに、ガンツ・イスラエル戦争大臣がパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの指導者らをテロ暗殺すると脅迫するとともに、今後再びガザ地区を占領する可能性があると主張しました。
パレスチナ側の責任者らはまだ、安保理のこの声明に反応を示していません。
パレスチナ・ヨルダン川西岸とガザ地区でのパレスチナ人に対するイスラエルの空爆は、今月10日から開始されましたが、パレスチナ抵抗組織との戦闘でイスラエル軍が戦いきれなかったことを理由に、一部の外国の仲介と抵抗組織の同意により、21日金曜に終結しました。
この攻撃で、子供69人、女性39人、高齢者17人を含むパレスチナ人248人が殉教したほか、1910人が負傷しています。
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