May 30, 2021 20:43 Asia/Tokyo
  • 米カリフォルニアでのコロナによる住民の食糧不足
    米カリフォルニアでのコロナによる住民の食糧不足

米カリフォルニア州のロサンゼルスなどで、新型コロナウイルスの感染が収まりかけている中、住民の食糧確保の危機と飢餓の状況は変わらないどころか、感染拡大以前と比べてより悪化しています。

米ロサンゼルス・タイムズ紙は記事において、「新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴う失業率の増加は、食糧確保の状況を以前より危機的にさせており、カリフォルニア州での食糧支援要請数は3倍に膨れ上がった」としました。

続けて、「このウイルスの感染拡大は、多くの人々が職を失う原因となった。この問題は、長期的に心身疾患の発病につながり、カードローンの限度額到達や負債の増大によって家賃の支払いができない人々をさらに増加させ、彼らをより強い金銭的圧力にさらしている」と説明しました。

ある非営利団体の代表を務めるマイケル・フラッド氏は、これに関してロサンゼルス・タイムズ紙に、「我々は依然として、数百台の車が食糧支援を受けようと長蛇の列になっている様子を目のあたりにしている。彼らは自分の順番が来た際、車のウインドウを下げて『食糧がない』とだけ言うのだ」と語りました。

カリフォルニア州ロサンゼルスは、人口約1000万人を擁しますが、現在そのうち9%が公式に失業者とされています。

米労働省の統計報告によれば、世界最大の経済圏である同国は2021年4月以降で約980万人の失業者を抱えており、失業率は先月の6%から今月の6.1%へとさらに増加しています。

 

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