児童労働、コロナ禍で増加 1億6000万人に
6月 10, 2021 19:16 Asia/Tokyo
国際労働機関(ILO)と国連児童基金(UNICEF)は10日木曜、昨年児童労働に従事した子どもの数が全世界で1億6000万人にのぼったとの報告を発表しました。
スプートニク通信によりますと、4年ごとの推計で、過去20年間は減少が続いていましたが、新型コロナウイルスの流行で世界経済が打撃を受けたことから、増加に転じました。2022年末までには、さらに900万人増える可能性があるといいます。
両機関の専門家は、「過去4年間で840万人増加した。児童労働撲滅活動の進展は20年ぶりに停滞している」と強調しています。
報告書によると、児童労働に従事した子どもの数は、世界の5~17歳の約10人に1人に相当します。その半数以上が5〜11歳で、他の年齢層に比べて最も多く増加しました。また、身体的・精神的に危険な仕事に従事する子どもたちの数は7900万人に上ることが分かりました。
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