米南西部が過去最高気温を記録 当局も猛暑に警告
6月 17, 2021 19:37 Asia/Tokyo
米南西部の多くの地域ではこの3日間、猛烈な暑さに見舞われており、各地で過去最高気温を記録しました。
ロイター通信によりますと、当局は猛暑警報を発令しており、エアコン使用急増などにより電力需要が増えたことから節電が呼び掛けられています。
米国立気象局の気象学者エリック・ショーニング氏は、モンタナ州やアイダホ州などの北部の州では猛暑が多少和らぎつつあるものの、カリフォルニア州や南西部の一部では気温上昇が続くとの見方を示して、「西部では長期にわたる熱波が発生している。南西部からカリフォルニア州にかけては、週後半もまだ気温が上昇するだろう」と語りました。
ユタ州ソルトレークシティーでは15日、気温が華氏107度(摂氏42度)に達し、1894年の記録開始以来の最高に並べました。アリゾナ州フェニックスでも同日、過去最高に並ぶ華氏115度を記録し、ネバダ州とアリゾナ州の州境に近いモハーベ砂漠にあるカリフォルニア州ニードルズでは、華氏121度まで上がって過去最高タイとなりました。
国立気象局は西部全域に猛暑警報を発令し、危険な状況であり、命に関わることもあると警告しました。16日午後の時点では、猛暑による死者は報告されていません。
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