米で、不法移民100万人以上が収監
CBP米国税関・国境警備局の発表によりますと、2020年10月から始まったアメリカの今会計年度中に身柄を拘束された国外からの移民の数が、100万人以上に達することが判明しました。
スペインのエフェ通信によりますと、先月だけでアメリカ当局は同国とメキシコとの国境において、身分証明書類を持たない移民ら18万8829人を拘束しています。
CBPは、年度開始から先月までに身分証明を持たない移民111万9204人に対し”対処”したとしています。
この数は、少なくとも過去10年では最多とされている上に、今年度が終了する9月30日まで後2ヶ月以上残されています。
今年6月はその前の月と比べて、拘束者の数が異例の4.5%の増加を示しており、その伸び幅は過去20年間で異例のことです。
しかもこれらすべての事例は、移民がこの時期の国境通過の際に突きつけられる耐えがたい酷暑にもかかわらず起きているのです。
CBPのある関係者は、「私たちは夏の最も暑い時期にあり、移民から多くの連絡を受けている。彼らは違法なブローカーにより、自らが目指す目的地以外のよくわからない場所に運ばれて、人間的生活という面を全く無視された形で放置される」と語りました。
アメリカで実施された最新のある世論調査の結果、アメリカ国民全体の半数が、バイデン現政権の移民政策を認めていないことが判明しています。
トランプ前米大統領は、移民のアメリカ入国に強く反対していました。
バイデン現大統領は就任後直ちに、トランプの移民制限命令を撤回することから業務を開始しましたが、効果的かつ具体的な行動はまだとられていません。
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