米政府高官、緊張緩和目的に訪中へ
7月 25, 2021 20:16 Asia/Tokyo
-
アメリカ政府高官
情報筋によりますと、アメリカ政府高官が米中両国の緊張緩和を目的に中国を訪問するということです。
香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」によりますと、シャーマン米国務副長官は25日日曜、中国の王毅外相らと会談するため同国・南京を訪問しました。
バイデン政権の高官は、この会談を交渉の機会としてではなく、米中関係の拡大と緊張激化の防止に影響を及ぼすパラメーターを決めるものとして認識しています。
このところのサイバー攻撃に関する相互非難、厳しい対中制裁、中国への対抗陣営結成への画策といった両国間の緊張の中で、シャーマン副長官は、バイデン政権発足以降にこれまで中国を訪問した米関係者では最高位のポストにある人物となります。
一方で、オースティン米国防長官は今週、アメリカの対中対決姿勢について支持を得るため、東・東南アジア諸国を訪問し、各国首脳らと会談する予定です。
オースティン長官は、中国の増強に関する同盟国の懸念を解消するため今回の外遊に出発し、シンガポール、ベトナム、フィリピンを周る予定です。
米メディアによりますと、オースティン長官がこの外遊において注力する点は、「南シナ海における中国の違法な主張」に対峙するという公約を強調して、同地域の国々をアメリカの立場に同調させることです。
中国は、南シナ海地域における米軍の駐留に再三抗議しており、米軍の艦船や兵器の速やかな撤退を求めています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ