チュニジア大統領が首相と国会議長を解任
7月 26, 2021 18:47 Asia/Tokyo
チュニジアのサイード大統領が電撃的な措置に出て、同国のメシシ首相と国会議長を解任し、自ら行政権を引き継ぐ意思を表明しました。
ファールス通信によりますと、チュニジア大統領府は声明の中で、「サイード大統領は、内閣の管理を引き継ぐことを決定し、議会の活動を一時停止する一方で、議員の不逮捕特権も取り消した」と表明しています。
多くのチュニジア軍関係者が、大統領とラシッド・アル・ガンヌーシ国会議長の国会議事堂入りを阻止しています。
報道各社によりますと、抗議者を取り締まるためにチュニジアの首都チュニス市内には軍隊が配備されているということです。
チュニスや他のチュニジアの諸都市では、同国の政党「アルナフダ運動」の本部前に集まっていたデモ隊が、警察により解散させられています。
ガンヌーシ国会議長は直ちに、「サイード大統領の行動は、チュニジア革命と国の憲法と自由に反対する革命打倒への挑戦だ」としました。
現在、チュニジアでは、メシシ首相追放を求める抗議行動が行われています。
チュニジアでのこのクーデターは25日日曜、公衆衛生やと政治情勢に抗議する数百人規模のデモの中で発生しました。
25日朝の時点で、チュニスのメインストリートに通じるすべての道路は封鎖され、多数の治安部隊が配備されています。
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