WHOが、コロナワクチンの追加接種に関して警告
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WHO世界保健機関のテドロス・アダノム事務局長が、一部の国における新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種(ブースター接種)に関して、特に一部の国ではまだ第1回目の接種すらもなされていないことから、警告を発しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
9月 02, 2021 19:28 Asia/Tokyo
  • WHO世界保健機関のテドロス・アダノム事務局長
    WHO世界保健機関のテドロス・アダノム事務局長

WHO世界保健機関のテドロス・アダノム事務局長が、一部の国における新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種(ブースター接種)に関して、特に一部の国ではまだ第1回目の接種すらもなされていないことから、警告を発しました。

イルナー通信によりますと、より感染力の強いデルタ変異株に対しこれまでにワクチン接種した人の免疫が弱まる時期がくることによる、一部の国での追加接種計画の加速化を受け、アダノム事務局長は改めて、まだ世界ではかなりの数の人々が第1回接種すら受けられていない中での追加接種に反対しています。

また、この問題に関して、「私は、少なくとも9月末までに、接種が非常に遅れている国々がワクチンを受領できるよう、3回目の接種実施に今月末まで猶予を設けるよう求める」と述べました。

米国では、公衆衛生当局がコロナワクチンの追加接種を求めているものの、既に総人口の52.6%に当たる1億7400万人以上が接種を終えています。

アダノム事務局長はさらに、「アフリカの一部の低所得国では、完全なコロナ予防ワクチン接種受けたのは、総人口の2%にも満たない」としました。

しかし、WHO事務局長のこの立場表明は、3回目の接種または追加接種の推奨を支持する米国国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長の立場とは全く逆のものです。

これまでに世界では2億1862万人392人が新型コロナウイルスに感染し、そのうち453万5105人が死亡しました。

 

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