原油価格、OPECプラス会合と冬場の到来を前に上昇
10月 04, 2021 17:14 Asia/Tokyo
冬場の到来と、石油輸出国機構とそれ以外の産油国が構成するOPECプラス会合を控え、OPECの原油価格は3日日曜、ガス卸売り価格の上昇や、発電・暖房需要が高まるとの予測から上昇しました。最新の原油価格は、月曜のニュース項目の軸となりそうです。
イルナー通信によりますと、石油の需要と消費のピーク到達は、OPECプラスの加盟各国が、4日月曜に開かれる計画策定会合で、増産を決める要因になる可能性があります。
あるエネルギー専門家によれば、今年12月には世界の石油需要はさらに増加して1日あたり100万バレル近くまで達する可能性があり、その半分はアジアにおける発電需要となることは確実だということです。
米格付け会社のフィッチ・レーティングスの専門家は、仮にガス価格がこのまま高止まりすれば、一部のアジア・西アジア諸国は、石油による火力発電所の稼働を一時的に増やす可能性があると語っています。
IEA・国際エネルギー機関の報告によれば、全体的に見て石油による火力発電所の発電量は、世界の発電量のごく一部に過ぎず、2019年にはわずか3パーセント足らずでした。これは、石炭による発電の37パーセント、天然ガス発電の24パーセントを大幅に下回ります。
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