米の殺人による死亡率、過去100年で最悪の上昇
(last modified Wed, 06 Oct 2021 10:20:34 GMT )
10月 06, 2021 19:20 Asia/Tokyo
  • 殺害事件
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米疾病対策センター(CDC)が発表した統計によると、米国内で昨年、殺人により死亡した人の率は一昨年より30%高く、過去100年で最悪の上昇を記録したことがわかりました。

CNNによりますと、CDCの国立衛生統計センター(NCHS)は6日未明に暫定の統計を発表し、昨年1年間に殺人で死亡した人の率は10万人あたり7.8人で、一昨年の約6人から大幅に増えたことがわかりました。

10万人あたり7.8人の数値は1995年以来最悪です。

また、銃関連の死亡率は一昨年の10万人あたり11.9人から、昨年は同13.6人に上昇しました。

専門家らは背景として、パンデミック下の外出制限や失業者の増加などで社会全体の不安や緊張が高まったことを指摘しています。

一方、米連邦捜査局(FBI)が先月発表した昨年の犯罪報告書では、殺人件数が2万1570件と、一昨年の1万6425件から30%近く増えたことが明らかになっています。犯罪統計上の傾向が、衛生統計のデータでも確認された形です。

NCHSのチームは今後、州別のデータや殺害手段などについてさらに分析を進める方針です。

 

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