米前国務長官、「米は世界での自らの役割を失いつつある」
(last modified Sun, 17 Oct 2021 08:12:00 GMT )
10月 17, 2021 17:12 Asia/Tokyo
  • マイク・ポンペオ前米国務長官
    マイク・ポンペオ前米国務長官

マイク・ポンペオ前米国務長官が、「バイデン現政権の対外政策は、世界におけるアメリカの役割や位置づけを失わせることになる」と語りました。

米FOXニュースによりますと、ポンペオ氏は「わが国の国際的な同盟国は、世界におけるアメリカの役割を懸念している」と主張し、「彼らは、アメリカが国際舞台を去ろうとしていると考えている」としています。

共和党の強硬派であるポンペオ氏はまた、「バイデン政権内には、正確な世界認識が存在しない」と述べました。

さらに、混乱に満ちた米軍のアフガン撤退や対イラン核合意復活協議への復帰の試みなど、バイデン政権のいくつかの対外政策に言及しました。

そして、「トランプ前政権は、1つの善良な力としてのアメリカの権力を活用することに真剣だった」としました。

ポンペオ氏のこうした発言の一方で、トランプ前政権は8年間の任期中に、22の機関や国際あるいは二国間協定から離脱しました。

そうした国際機関や協定には、ユネスコや気候変動対策に関するパリ協定、対イラン核合意などをあげることができます。

トランプ政権が在任中最後に脱退した機関はWHO・世界保健機関で、トランプ氏は新型コロナウイルスへの対応が正しくないと非難して、この国際機関から脱退しました。

ほかにも、トランプ政権は一極主義的政策をとっており、アメリカのこうした態度はヨーロッパをはじめとするアメリカの同盟国からも反感を買うことになりました。

 

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