1月 31, 2016 21:00 Asia/Tokyo
  • 中国が、南シナ海におけるアメリカ艦船の駐留に反発

中国外務省の報道官が、「南シナ海の島嶼部付近にアメリカの駆逐艦が接近したことは、中国の国家主権への侵害である」と語りました。

ロイター通信によりますと、中国外務省は声明を発表し、「アメリカの駆逐艦は、中国政府の許可を得ることなく、中国の領海に侵入し、実際に中国の主権を侵害した。中国政府はこれに対し、必要な措置を講じるだろう」と表明しています。

一方、アメリカ国防総省は、「アメリカの駆逐艦は、自由な航行を制限する行動を問題として提示するための作戦の中で、南シナ海で中国とそのほかの2つの国が領有権を主張している島々に接近した」としました。

中国は、南シナ海の90%の領有権を主張しており、人工島の建設によりこの主張を強化しようとしています。

なお、南シナ海の一部の島については、このほかにもフィリピン、台湾、マレーシア、ブルネイ、ベトナムが領有権を主張しています。

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